QRコードメニューの作り方
飲食店向け3ステップ完全ガイド
この記事のポイント
- QRコードメニューは「写真撮影→サービスに登録→QRコード印刷」の3ステップで作れる
- スマホだけで完結。パソコンは不要
- OCR機能で紙メニューから自動読み取りも可能
- 無料プランなら初期費用0円で始められる
「QRコードメニューって、うちみたいな小さい居酒屋でも作れるの?」——先日、知り合いの飲食店オーナーにこう聞かれました。
結論から言うと、スマホ1台あれば誰でも作れます。しかも、早ければ1〜2時間で完成します。
この記事では、実際に居酒屋でQRコードメニューを作った体験をもとに、写真撮影のコツからサービスの選び方、テーブルへの設置まで、3ステップでわかりやすく紹介します。「なんか難しそう」と思っている方こそ、読んでみてください。
QRコードメニューとは
QRコードメニューとは、テーブルに置いたQRコードをお客さまのスマホで読み取ると、写真付きのメニューが画面に表示される仕組みです。紙のメニューブックの代わり(もしくは補助)として使えます。
アプリのインストールは不要で、カメラで読み取るだけ。お客さまにとってもハードルが低いのがポイントです。
QRコードメニューを作る前に知っておくべきこと
QRコードメニューには大きく分けて「閲覧型」と「注文型」の2種類があります。ここを間違えると、想定していたのと全然違うサービスを契約してしまうことがあるので、最初に整理しておきましょう。
| 閲覧型(QRメニュー) | 注文型(QRオーダー) | |
|---|---|---|
| できること | メニューの閲覧のみ | メニュー閲覧 + 注文 + 決済 |
| 注文方法 | 口頭(今まで通り) | スマホから注文 |
| 手数料 | 0円 | 注文ごとに数%〜 |
| 導入の手軽さ | かんたん(最短1時間) | POS連携等が必要 |
| 向いているお店 | 個人店・小規模店 接客を大事にしたいお店 |
大規模チェーン 人件費を大幅に減らしたい店 |
この記事で紹介するのは閲覧型のQRコードメニューの作り方です。注文は今まで通り口頭で受けるスタイルなので、お店のオペレーションを変える必要がありません。QRメニューとQRオーダーの違いも参考にしてください。
QRコードメニュー表とは?
「QRコードメニュー表」という言葉を聞くことがありますが、これはQRコードが印刷されたカードや卓上ポップのことです。テーブルに1枚ずつ置いておいて、お客さまに読み取ってもらいます。
名刺サイズのカードやアクリルスタンドに入れるケースが多いです。この作り方もSTEP 3で解説します。
QRコードメニューの作り方3ステップ
実際にやってみると、そんなに難しくありません。ざっくり言うと「写真撮って、登録して、印刷する」だけです。
メニューの写真を撮影する
まずは料理の写真を撮りましょう。プロのカメラマンを呼ぶ必要はなくて、スマホで十分です。ただ、ちょっとしたコツを押さえるだけで写真の印象がかなり変わります。
スマホ撮影の3つのコツ:
- 自然光を使う——窓際のテーブルで、昼間に撮影するのがベスト。蛍光灯の下だと料理が青白く見えてしまいます
- 真上から撮る(俯瞰アングル)——お皿全体がきれいに収まります。丼物やラーメンは斜め45度がおすすめ
- 余白を意識する——お皿の周りに少し余白を残すと、メニュー画面で見たときにスッキリします
全メニューの写真を一度に撮る必要はありません。人気メニューや看板メニューから始めて、少しずつ追加していくのがラクです。
QRメニューサービスに登録してメニューを作成
写真が撮れたら、QRメニューサービスにアカウントを作成します。サービスを選ぶときのポイントは3つ。
- 無料プランがあるか——まずはお金をかけずに試したい
- 写真を何枚でも登録できるか——メニュー数が多い居酒屋では重要
- 多言語対応しているか——インバウンド対策が必要なお店なら必須
登録したら、管理画面からメニューを入力していきます。料理名・価格・カテゴリ・写真を登録するだけ。
ちなみに、既存の紙メニューがあるならOCR読み取り機能があるサービスが便利です。紙メニューの写真を撮るだけで、料理名と価格を自動で読み取ってくれます。手入力の手間がかなり減ります。紙メニューからの移行方法も参考になります。
QRコードを印刷してテーブルに設置
メニューの登録が終わると、お店専用のQRコードが自動生成されます。あとはこれを印刷してテーブルに置くだけ。
QRコード設置のコツ:
- サイズは3cm × 3cm以上——小さすぎるとスマホで読み取りにくい。名刺サイズのカードに印刷するのがちょうどいい
- 「スマホでメニューが見られます」と一言添える——これがあるだけで読み取り率がかなり上がります
- テーブルの端より中央寄り——お客さまの視界に入りやすい位置に置く
100均のアクリルスタンドに入れたり、ラミネートして壁に貼ったり、やり方は色々。お店の雰囲気に合わせてアレンジしてみてください。
居酒屋オーナーAさんの体験談
都内の個人経営居酒屋|カウンター8席 + テーブル2卓
Aさんのお店は、もともと手書きのメニューだけで営業していました。写真は一切なし。常連さんは問題ないけれど、初めてのお客さまには「これどんな料理?」と毎回聞かれていたそうです。
さらに困っていたのが外国人のお客さま。近くにホテルがあって最近は海外からのお客さまが増えたものの、英語メニューを作る余裕もなく、身振り手振りで対応していたとのこと。
「もう限界だな」と思ってQRコードメニューを導入してみたところ——
- 写真付きメニューで「これ何?」の質問が激減
- 多言語対応で外国人のお客さまが自分で注文できるように
- 客単価が約15%アップ(写真を見て追加注文が増えた)
Aさんの声:「正直、客単価が上がったのも嬉しいけど、一番ありがたいのは紙を印刷し直す手間がなくなったこと。うちは季節メニューが多いから、毎月メニューを作り直してたんだよね。それがスマホからパパッと変えられるようになって、地味にデカい。」
QRコードメニュー作成でよくある失敗と対策
写真が暗い・美味しそうに見えない
一番多い失敗がこれ。夜の営業中に蛍光灯の下で撮ると、どうしても料理がくすんで見えます。
対策:昼間の自然光で撮影する。窓際のテーブルに料理を置いて、スマホの明るさを少し上げるだけでかなり変わります。どうしても夜しか撮れないなら、スマホのライトを使わず、お店の照明を料理に近づけてみてください。
カテゴリ分けが雑
「フード」「ドリンク」だけの大雑把なカテゴリだと、メニュー数が多いお店では目的の料理にたどり着けません。
対策:お客さまの注文パターンに合わせてカテゴリを作る。例えば居酒屋なら「おつまみ」「刺身」「焼き物」「揚げ物」「〆」「ドリンク」くらいに分けると、紙のメニューブックと同じ感覚で探せます。
QRコードが小さすぎて読めない
デザインにこだわりすぎて、QRコードを小さく印刷してしまうパターン。お客さまが何度もカメラをかざし直すことになります。
対策:QRコードは最低でも3cm × 3cm。できれば4cm × 4cmくらいあると安心です。周囲に白い余白(マージン)も忘れずに。背景色とQRコードが近い色だと読み取れないこともあります。
まとめ
QRコードメニューの作り方をおさらいすると、やることは3つだけ。
- メニューの写真をスマホで撮影する
- QRメニューサービスに登録してメニューを作成する
- QRコードを印刷してテーブルに設置する
早ければ1〜2時間で完成します。写真は人気メニューから始めればOKだし、無料プランのあるサービスを使えば初期費用もかかりません。
「紙メニューの印刷が面倒」「外国人のお客さまにメニューが伝わらない」「写真を見せて注文を増やしたい」——そんな悩みがあるなら、まずは試してみるのがおすすめです。無料で使えるQRメニュー比較も参考にしてサービスを選んでみてください。